正月早々わたしにとって珍しいお客様が来店した。
オランダに住んでいる伯母。
母にそっくりな伯母は真っすぐでマイペースな人だ。
久々の日本におでんが食べたいと呟いていた。
オランダという異国の地からやってきた伯母の話はすごかった。
最近購入した家は築71年の家。
今はその小さな家をリノベーションするのが楽しいのだそうだ。
アンティークの話をすれば、18世紀のレースがとか古い湯たんぽがなどと
世紀をまたいだ話に終始驚かされていた。
たかだか築31年のマンションに住んでいるわたしはまだまだヒヨっ子のようだ。
最後に伯母は18世紀のレースが入ったキーホルダーを土産として置いて
颯爽と帰っていった。
そんな話を聞きながら食べたおでんと温かいお酒が格別だったのは
言うまでもない。